5500年前の遺体に「マフィアと同じ残忍な手法」が使われていた!その目的とは?
5500年前の遺体に「マフィアと同じ残忍な手法」が使われていた!その目的とは? / Credit: ERIC CRUBÉZY et al., Science Advances(2024)
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古代ヨーロッパの生贄の儀式が「イタリアマフィアの処刑の手口」とそっくりだった (3/3)

2024.04.18 Thursday

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1万年以上前からヨーロッパで行われていた⁈

チームは今回の発見を受けて、ヨーロッパ各地で見つかっている埋葬地の遺体に関する文献を調べてみたところ、インカプレッタメントを使った遺体が14カ所の遺跡で20件も見つかったのです。

最も古い例はチェコ共和国の遺跡で見つかった紀元前5400年のもので、最も新しい例が今回のサン=ポール=トロワ=シャトーで見つかった紀元前3500年のものでした。

これはつまり、インカプレッタメントの手法が少なく見積もっても2000年にわたってヨーロッパ各地で行われてきた普遍的な慣習の一つであることを示唆しています。

さらにそれだけではありません。

チームはイタリア南部に浮かぶシチリア島のアダウラ洞窟の中で紀元前1万4000年〜1万1000年の間に描かれたと見られる壁画を記述した文献を見つけました。

そこになんとインカプレッタメントの方法で縛り首にされた2人の人間の姿が描かれているのが発見されたのです。

黒で強調されたものがその壁画の例
黒で強調されたものがその壁画の例 / Credit: ERIC CRUBÉZY et al., Science Advances(2024)

実際の遺体までは見つかっていませんが、これはイタリアマフィアの用いる残虐な処刑方法が1万年以上も前の古代人の儀式に起源を持っていた可能性を示しています

またマフィアとはシチリア島を起源とする組織的な犯罪集団のことです。

もしかしたら、この壁画が見つかったアダウラ洞窟こそがインカプレッタメントの発祥の地なのかもしれません。

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