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あのコペルニクスも見たことがなかった!? 水星の面白ポイントをふまえて観測に挑戦しよう

2021.01.27 Wednesday

2020.02.13 Thursday

先日の記事、「星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3」でご紹介したとおり、先週4日から今週16日にかけて水星が観測チャンスを迎えています。

星のソムリエ®の同期に話したところ、「初めて見て感動!!」という反応が次々にきました。水星って、ぞんな星好きですら「見たことがない」人が多いんです。

地動説を唱えたことで有名なコペルニクスですら、水星を一生見たことがなかった、なんて逸話があるほど。

高度が上がらず、夜明けか日没後のわずかな時間しか見えないので、あらかじめベストな日時を調べておいて狙わないと、到底見ることがかなわない惑星です。

金星と並ぶ水星を写真にとらえた

今回は、空気が澄んでいて星が見えやすく、日の沈むのが早くて観測にのぞめる時間が長い冬の時期と、高度がもっとも高くなる東方最大離角のタイミングがあわさりました。今年度ではもっとも観察しやすいかも。

こちらは筆者が2020年2月9日に撮影した、金星と並ぶ水星です。

1枚目の画像
Credit: ofugutan(2020年2月8日撮影)上にある明るい星が金星で、中央のビルの右斜め上にあるのが水星

今回の水星の明るさはマイナス0.4等級なので、観測には十分に思えます。しかし、太陽の明るさが残っているのと、空の低い位置に見える星は地球の大気の影響で、実際の明るさよりも暗く見えてしまいます。

徐々に空は暗くなり、星は高度を下げるので、一番見えやすいときを見逃さないようにしましょう。双眼鏡がなくても肉眼で見えますよ!

中心にはさっき沈んだ太陽、太陽の周りをまわる、水星、金星、今立っている地球、と順番に公転軌道を円周でイメージしていくと、太陽系の一員として地球があって、その上に自分はいるのだなあと感慨深く感じられるはず。

2枚目の画像
Credit: Pixaby

今回は、そんな地球と近距離にあるのにイマイチ注目されにくい「近くて遠い星」、水星にスポットをあてて面白いエピソードをご紹介します。

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