新型コロナウイルスはヨーロッパへ広がるために変異していた?ウイルスの系譜が明らかに
新型コロナウイルスはヨーロッパへ広がるために変異していた?ウイルスの系譜が明らかに / 発生源をコウモリとしているのは、系統モデルをつくるための暫定的な処置である。新型コロナウイルスがコウモリ由来と断言するものではない/Credit:ナゾロジー
biology

新型コロナウイルスはヨーロッパへ広がるために変異していた?ウイルスの系譜が明らかに (3/3)

2024.06.21 Friday

2020.04.10 Friday

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全世界的な母数を確保した後の変異

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地球全土に感染(赤丸)が拡大している/Credit:gisanddata

今回の研究をするにあたっては「時期」が非常に重要でした。

今後、それぞれの型(A,B,C)が交じり合う状態になると、系統的な追跡が困難になるために、研究を急ぐ必要があったからです。

幸い研究は成功し、敵の進化系統を丸裸にすることに成功しました。

ですが、次にウイルスが行う変異がどのようなものになるか、人類にはまだわかりません

試験的に行われている薬剤への耐性、初期型が持っていた幅広い感染能力の再獲得、そして強毒化によって医療崩壊を引き起こす終末的な感染拡大、または弱毒化による人類との共存、どれも複数同時にありえます。

ですが仮に、全人類が重い喘息になる程度の弱毒化が「選択肢」として選べるとして、人類はその休戦協定に署名できるでしょうか?

地球規模にまで拡散したウイルスと、人類はどのような関係を構築すべきか、選択の時は迫っているかもしれません。

新型コロナウイルスの「シールド」に弱点を発見!ワクチン開発が前進

reference: sciencedaily / written by katsu

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