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長い、長すぎる…。「からだの半分が首」のモンスターに新しい名前が付けられる! (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.08.07 Friday

前ページ水中暮らしと判明!

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大型と小型は別種だった!ニューネームも決定

加えて、小型標本が大型と同種か別種かを特定するため、骨に成長や老化の痕跡がないかを調べています。

骨の断面分析の結果、小型の骨に多くの成長痕が見つかりました。これは、小型生物が十分に成熟しており、大型の幼体ではなく、まったくの別種であることを示します。

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Credit: cell

さらに、大型の歯は円錐形、小型は王冠型をしていることから、それぞれ食料となる獲物が違っていたと見られます。(大型は魚やイカを好物とし、小型はもっと小さなエビなどを食べていたと思われる)

それゆえに、同じ生息域にいながら、競合することなく共存できたのでしょう。

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大型のタニストロフェウス、鼻孔があった/Credit: Emma Finley-Jacob

また、今回初めて2種のタニストロフェウスを特定できたことで、それぞれに新しい学名も付けられています。

大型は、ギリシャ神話のヒドラにちなんで「タニストロフェウス・ヒドロイデス(Tanystropheus hydroides)」、小型は、オリジナルの「タニストロフェウス・ロンゴバルディカス( Tanystropheus longobardicus)」と名付けられました。

リエッペル氏は「30年間、タニストロフェウスを研究し続けて、2つの大きな謎を解明できたことにとても満足している」と話しています。

研究の詳細は、8月6日付けで「Current Biology」に掲載されました。

生きた姿をほぼ完全に保つ「恐竜のミイラ」がスゴイ

reference: scitechdailylivescience / written by くらのすけ

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